日々ノート

心優しい夫まーさん(43)と私(40)の暮らし模様。2018.09大阪から東海へお引っ越し。2020冬にビッグガールCちゃん誕生。

クリニック事前説明会

先月末、受診を予定している不妊治療専門クリニックの事前説明会へ行ってきた。このクリニックでは、事前説明会を受けてからでなければ初診の予約ができないことになっている。

院長先生が言うには、

「栄養や行動で卵子をよくすることはできない」

「生活習慣で妊娠率は上げられない」

だそう。

とにかく卵子の質だと。そりゃそうよね。

加齢とともに妊娠しなくなるのは母体を、生まれてくる子を守るための自然のシステムだと。身体的にもそうだし、適齢期に生まれれば、親も祖父母も確率的に健康で、その子はより守られる。そりゃそうよね。

なにもやらずにおれないというなら、「葉酸をとる」「血行をよくする」くらいだと。特に足から血液が戻ってくる静脈は子宮のすぐそばを通っているので、その血流をよくするのはやってみてもいいんじゃないって話だった。

それでも血流が悪かったとしても、卵子の質(というか受精卵の質、か)が良ければちゃんと赤ちゃんまで育つのだと。そりゃそうよね。

 

院長先生の話はつまるところ、妊娠出産できなかったとしても、原因はあなたのせいじゃないってことなのかもしれん。

若いうちに妊娠出産について計画しなかったのは自分のせいだが、計画したからって自分の思うタイミングで結婚妊娠出産できるからわからんのだし。

人間の体はそういう風にできている。けど、ちょっとだけ手助けはできる、それに関しては全力を尽くしますよと言いたいのかなぁと思った。

 

妊娠出産できる確率が下がっているということは、生き物として子を育てる能力が衰えてきているってことだ。

それでも産み育てたいと思っている私たちは、せめて葉酸とって血流良くして、出産後20年間はしっかり働けるように元気でいて、後々お金に困らないようにやりくりする、それが今できることだ。

結果、妊娠出産できなかったとしても、親が子どもを、子どもが親を選べないのと同じくらいそれも自然なことと思う。

 

まーさんは、説明が終わって開口一番「いいんじゃない」と。

このクリニックが良いなと思ったと思ったのは、実績もだけどこういう説明会があったからというのもある。

まーさんは男性不妊のことをすごく気にしていたようだったから、男性側の治療のことや、同じ人でもタイミングによって精子の質にかなり変動があることを知れて安心したんだろうな。

 

 

病院探しをしていて思うけど、不妊治療のクリニックって流派がありすぎる。

自然周期を重要視していたり、着床障害や不育症にも力を入れてますよとか、着床前のスクリーニングができますよとか。。バラバラ。

これから通うクリニックは、高刺激で質の良い卵子の採卵機会を増やすのが基本方針のよう。それでやってみて問題が発生したら、また考えなければならない。

何か一貫したガイドラインなんかがあれば、一つの病院で段階的に最適な治療が受けられるのになぁ。なんとかならんもんか。